富士XT3:逆光場面での動画の設定実験
[Xt3] Backlight situation. Movie setting. HLG, F-log, Eterna. Which is the Best?
ニコンZ50、評判いいですね。あれだけディスっときながら評判よくてちょっと焦っております。しかし、評判のいい原因は標準ズームレンズ NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VRですね。あれだけきれいに映ってコンパクトなら結構いいなと思ってしまいます。
今回もXT3の動画実験です。
逆光で動画はどう設定するのがいいのか実験してみました。
写真だったらハイライトがつぶれやすいので露出アンダーでとってあとから現像の時にシャドーを持ち上げるのが普通です。動画だと逆だっていうのが面白いというのが今回の結果です。
HLG(10bit), F-LOG(10bit), エテルナ(10bit), エテルナ(8bit)を露出を変えて神戸の夕焼けをとってみました。
レンズはxf 10-24を絞り込んで使っています。
結果から言いますとF-LOGを+2の露出でとるのが一番きれいという結果になりました。シャドー部分の諧調がかなり豊かです。ただし、ハイライト部分は若干HLGの+2露出のほうがよいように思います。シャドーをあまり持ち上げる気がない場合はハイライト重視でHLGで撮ってもいいかもしれませんが、そこまで柔軟にすると大変ですね。
強い逆光の厳しい状況です。ハイライトの白つぶれはほんの少しだけHLGがよく色も乗りやすい感じです。一般的にHLGはカラーグレーディングしたときに色乗りがいいように思います。エテルナは完全に白つぶれです。
シャドーはF-logが明らかに明るく諧調もゆたかです。
ということで動画の設定はF-logで露出上げ気味に取りましょうという結論ですね。HLGは色乗りがいいように思いますが、ややシャドーに弱いです。
HLGがもうひとついいと面白いんですが、HLGのモニターで見ないと良さは発揮できないようですね。